Dec 6, 2013

GO TO 老舗!鈴廣蒲鉾本店

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大名や武士を喜ばせた “かまぼこ” の懐の広さ

Photo & Text: mori_boy

冬の老舗探訪。今年は “和の冬” を取り上げようと決めていた。日本の冬といえば「お正月」、中でも老舗が 腕を競い合うのは「お節料理」以外にはないだろう。そんなお節の中でも日の目を見ない、あのメニューを主役にしたいと思う。

先に伝えてしまうと、今回目指したのは『鈴廣蒲鉾本店』。説明するのもおこがましいが、かまぼこの「鈴廣」 の総元である。創業は慶応元年、参勤交代の大名や武士の食膳にも鈴廣のかまぼこが上がっていた、というエピソードに震える。

寒い日が続いていたのがウソのようなポカポカした晴天に恵まれた探訪当日。箱根登山鉄道の風祭駅を降りてすぐ、練り物好きの楽園「かまぼこの里」のはずれに『鈴廣蒲鉾本店』はあった。

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どちらかというと親しみやすさを感じる「かまぼこの里」の雰囲気とは異なり、一目で格式の高さを感じるその外観。さすが “本店” というところだろうか。建物自体は新しいものの、その重厚感は一端のお店が纏えるものではない。

意を決し、自動ドアから店内に。想像とまったく違わないしっとりとした空気が漂う店内には、L字型のショーケースとお節料理のサンプルが並ぶ一列の台、壁際のガラスケースが。正面の壁にかかる「鈴廣」の称号がまぶしい。

さっそく、かまぼこが並ぶ L字のショーケースへ。ラインナップも幅広く、同じように見えるかまぼこにも値段に幅が。お店の方に話をうかがうと、職人がすべて手作りのものは、やはりそれなりの金額となるようだ。

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折角なので、おススメという “超特選蒲鉾古今 (3500 円)” を購入。江戸時代から続く魚・塩・水の原料にこだわる小田原かまぼこの代表格で、すべて職人の手作りとのこと。箱入りの見た目からも特別な一品だという雰囲気を感じる。

そんな歴史の重みを味わった後は、隣の「かまぼこの里」へ。店内は、ツアー客や子供連れでにぎわい、かまぼこバーや手作りの “おはぎ” が食べられるコーナーも。 その振れ幅の大きさに、歴史を重ねた余裕を感じたのだった。

鈴廣蒲鉾本店
神奈川県小田原市風祭 245「鈴廣かまぼこの里」内
http://www.kamaboko.com/sato/shisetsu/honten.html

Photo & Text: mori_boy

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